閉鎖病棟へ入院[1]封印を解く時・・・

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AMEMIYAさんのネタ歌が好きです。
歌詞は、笑ってしまうほど最悪の状況が積み重なって、必死にもがいてる人の物語です。
ラストの世界を憂う叫びは、あまりに唐突で笑いを誘います。
でもその叫びの中に、照れくさくて正面からは言えない
『もがく人々の幸せを思う祈り』を感じます。

そのシリーズで 『東大合格者3名出ました』 の 歌詞に
「心が病気になった妻」というフレーズがあります。
これは、なかなかの厳しい事態だと思います。

※ AMEMIYA(アメミヤ)。2011年R-1ぐらんぷりで準優勝。代表作「冷やし中華はじめました」



夫のモナカさんにとって、私が精神を病んで入院する事態は
あまりに唐突なことでした。
子供のシシコは、まだ保育園でした。
母・義父母・会社の同僚にも、心配と負担をかけることになってしまい、申し訳なかったです。
医療機関の方々を含め、多くの方に助けていだたきました。 ありがとうございました。

この間、私は終始 『躁状態』 で、偉そうな発言・おかしな発言
を楽しそうに繰り返していました。
そんな私を、必死に守ろうとしてくれた夫 モナカさんの強さと愛情に
心からの尊敬と感謝をささげます。

また一方で、この体験は私にとって、忘れることができない特別な体験でした。
「これからは世界が変わる・・・と、神様が言っている」
「この体験を多くの人に伝える事は、世界を変える一つの小さなきっかけなる」

と、入院中は信じていました。
退院したら、ネットにアップするつもりでした。

しかし退院の直後、自分は本当に精神を病んでいたのだと突き付けられ
全てが妄想だったのかと、この気持ちを封印しました。
それでも、世界が変わると信じられた時の、あの幸福感を忘れられませんでした。
妄想だけでは無かったという気持ちを、どうしても捨てられません。
あれから8年たち、その封印を解くことを決めました。

最近、スピリチュアル系の本を読むようになって
多くの本で今が世界の大きな転換期と書かれていることを知りました。
不思議な力(?)のある人が増えているらしいことも。
今さら、私の体験をブログに書くことは、何の意味があるのかという気持ちにもなりました。
けれど、8年前に出来なかった心残りを消したいという、自己満足のために書くと決めました。

そして、もしこのブログが、誰かの心に残って
・・・その人の気持ちが少しだけ軽くなったら
・・・その人の見る世界が少しだけ変わったら
とても嬉しいです。

・・・ これは、私の 『祈り』 の 物語です。