胎内記憶について、息子に聞いたのは
息子が3歳位の時と5歳位の時の2回程度です。
どちらも全く覚えていないという答えで、残念だった記憶があります。
それが彼が13歳、私が退職を決めてから1週間が過ぎた頃に
急に話してくれたのです。
・・・この頃、不思議なことが度々おこっていて、その中の一つの話です。
息子は自分から話すのは大好きですが、人の話を聞くのが苦手です。
人の問いに答えて説明するのも苦手で、私が何かの感想を聞いても
いつも「フツー」としか答えないのに、この時は本当に一生懸命話してくれました。
息子は知的ボーダーで、自分で考えて作り話ができるとは思いません。
なので、夢で見たとか記憶が脳内で勝手に作られた可能性もありますが
彼の記憶であるのは間違いないと思います。
・・・以下、夜の眠る前の会話(この頃まで、息子は一人で眠れず私が添い寝してました)
私:「ママの年齢で赤ちゃんが無事に生まれるのは100人に一人とかだよ」
シシコ:「僕って、ラッキーなの?」
私:「そう。奇跡と言ってもいい位にね」
シシコ:「あの、あのさー、この間テレビでさー」
と息子は、たどたどしく話し始めました。
・・・この後の息子の言葉が箇条書きに近くて不自然なのは
2年前の私のメモを転記しているためです。
シシコ:「赤ちゃんが滑り台からおりて下に行って生まれるって、テレビでやってたよね」
私:「うーん。だいぶ前だけど、アンビリーバボーでだったかな?」
シシコ:「僕、覚えてるよ。
白い人がいてね、保育園みたいに他の子もいて、鬼ごっこしたりしてた。
スカイダイビングみたいに下に降りてママの所へ行く時に
白い人が一人途中まで一緒にいてくれた」
私:「白い人って、どんな人?」
シシコ:「服は着てない。顔は縦に長い。髪の毛が無い。鼻も口もない。
白目が多くて・・・でも、とっても優しい顔。
たぶん男かな。誰にでも優しくて、怒らない」
・・・翌日の夜、前夜寝る前に聞いた話を、もっと詳しく聞きたくなって
リビングで息子に聞きました。
私:「昨日の夜の、生まれる前の話をもっと教えて」
シシコ:「子供は30人以上いて、白い人は10人位。
家がすごくでかい。めっちゃ広くて、7階建て。
食べるコーナーがあって、食べ物おいしかった。
白いおせちあったけど、みんな食べなかった。
楽しかったよ。そこは簡単に言うと、生まれる前の1日居ただけ」
私:「その前は?」
シシコ:「その前は、何も無い。異空間に急にパッと来た。
朝、白い人が白い家に連れてきてくれて、1日もいなかった。
僕は1日だけど、長くいた子もいた感じ。
下に降りるのは、一人づつじゃ無くて、10人くらいで一気に飛び降りる。
パラシュートは開かなくって、いつのまにかストンって、何の反動も無く入った。
ママのお腹に入ったのは午後で暗かった。
お腹に入って、すぐに生まれた。たぶん30分か40分位で生まれた気がする」
私:「生まれた後のことは?」
シシコ:「覚えてない」
私:「空の上は、どんな所?」
シシコ:「太陽が無くても光っていて、青空。白い家が雲の上にあった。
車も白くてナンバーとか無くて、誰でも運転できるけど白い人が運転してた。
全部白かった。花も葉っぱも全部白い」
私:「白い家には、どんな子がいたの?」
シシコ:「子供はほとんど男の子だった。会ってすぐにみんな仲良くなった。
みんな名前が無くて『ねーねー』って呼んでた。
あと、なんか、もろかった。体が少し硬いだけで、かいただけで血が出る。
血は普通に赤かったよ。
ゲームは無くて、サッカーボールやバスケットボールがあった。
ルールは知らないけど、そういう物だってわかった」
私が白い人の顔ってどんな感じか書けるかと聞いたら、書いてくれたのがこの絵です。
絵を書くのも苦手なのに、目の感じがうまく書けないと言って
何度も何度も書き直して、一生懸命に書いてくれました。

シシコ:「口みたいな線は、しゃべる時にパクパクしない。この線は白だけど、見ればわかる線。
目は黒目が無い。白だけど見れば目だってわかる。人間みたいに目がにっこりする」
私:「人間みたいって・・・白い人は、神様みたいな感じ?」
シシコ:「うーん、よくわかんないけど、人じゃない。もしかしたら、宇宙人かも」
シシコ:「白い人は口が無いけど、食べれる。手づかみで口のあたりで食べる。
おにぎりっていうか、丸っこい食べ物。この位の大きさのまんまるの物。
それから、お皿に乗った細長い糸みたいなもの食べてた。
背は、ママ(160cm)と僕(150cm)の間くらい。
名前が無いから『ねーねー』で話してた。
言葉は通じるけど、難しいこと言ってた。
全部白いだけで普通。白い長ズボン・長袖・靴 ※。(※ここは昨日の話とは違ってます)
子供たちは普通の顔で、普通の肌。爪だけ白かった。
服はみんな黄緑で、1日同じ服だった。
マンガとか無かったけど、本があった。本も白かった。僕は本は読まなかった」
夫:「そのさ、シシコが言ってる白い人って、ハガレンの真理※ みたいだね」
私:「そう言えば、そうだね」
夫は、スピリチュアル的な事は基本的に信じない人なので
こちらの話に興味なくて聞いてないと思っていたので、少しびっくりしました。
ちなみに、シシコは転生ものを含めていろいろなアニメを見ていますが
ハガレンは見ていないし、「白い人?」が出てくるアニメや本は見ていないので
何かの影響では無いと思います。
それから2年半して、息子に覚えているか聞いたところ
「そういう話を自分がした記憶はなんとなくあるけど、内容は覚えていない」
とのことでした。
あの時だけの記憶のようです。
※漫画『鋼の錬金術師』に登場する存在。
全ての者達の「真理の扉(”真理世界”と”現実世界”を隔てる扉)」の
前に必ず存在している者。
白い世界の中に、白い人型の輪郭だけが見えて顔が無い。