もう一人の私が出勤事件

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その時、私は不登校ぎみの子供と話しながら時間を気にしていました。
「学校行くって、言ってたよね。今はどんな感じなの?」
会社は遅刻ですが 9:30 からのミーティングまでに出勤予定と
伝えてあったのに、もう 9:30 になっていたのです。

子供との話を終え、会社へ遅れると電話できたのは、9:40 でした。
そして、チーフと連絡が取れて電話をしたのが、11時頃。
「出勤が遅れて申し訳ございません。午後からの出勤になります」
と伝えると、チーフは妙なことを聞いてきました。
「パコさん。今朝一度、会社へ来ませんでしたか?」
「ん? いえ、行ってません」
「えっ?! 本当に? 本当に? 会社へは来てない?!」
「あ、はい」 (・ω・)?
「そうなんだぁ。来てないんだ」

するとチーフの後ろから、
「えぇ~っ!」とか「うわぁ~っ」とか、ザワザワと声が上がりました。
「今朝、会社でパコさんを見たって言う人がいるんだけど
 一度も来てないのね」
「えぇっ? だって、家から出てませんよ」
「・・・はぁ~っ。なんだろうねぇ」
「うぅ~ん。私の気持ちが飛んで行っちゃったかも(笑)」
「そうか~。飛んで来ちゃったかぁ~(笑)」


何があったのか、状況がわからぬまま出勤すると、当然その話になりました。
“私を見た” と言うのは、なんと部長でした。∑(゚ロ゚」)」

部長の話では、そろそろ私が来るかなと
会議室の窓から事務所の入り口をのぞいて見たら
ちょうど私が入って来たそうです。
「あっ、今パコさん来ました。ミーティングは、先に始めましょう」
ところが、いつまでも私が来ないので、事務所にいた人達に
「パコさんどこ? さっき会社来たよね」と聞いたところ
誰も私を見ていないという話に。

それでも、私が一旦は会社へ来たのかも?ということになったそうです。

「パコさんが入ってきた時、ちゃんと僕と目が合ったんだよ!
 いつものコート着てたし。時計見たら 9:32 だったし!」

 ・・・ コートは、寒くなって先週から着ていたコートです。
「・・・えっと、不思議な事って起こります。
 だから、何か見えたんだと思います」と、私。

「そうだよなぁ。でも僕、霊感とか一切無いし
 そうゆうの今まで見たこと無いよ。本当に」

私に言われてもなぁ…とか考えながら、ある事を思い出しました。
「そう言えば、何年か前に
 A君が『電車で私を見た』とか言ってたことがありました。
『さっき電車に乗ってたのに、なんでここにいるんですか?』って。

 私が、『 今日は私、電車は乗らなかったよ』って言ったら
『間違えなくパコさん見ましたよ。電車の中で。

 似てる人じゃ無いですよ~。
 だって、いつもの茶色の革のカバン持ってたし!』って・・・」

その私の話を聞いた、チーフや他の人が
「あぁーっ! そういえば、言ってた。言ってた、A君」
「そうだった! 私も、A君から聞いたー!」

と、話が盛り上がったわけですが、私の立ち位置がよく分からない…。(*_*;

「いや、もう。何だか、すみません。私が原因ですかね・・・」 
そんな事を言われたのは、この2回だけです。
他には全くありません。

A君に言われた時は
『えっ? 何言ってんの? 何か見ちゃう位に、私を意識してんの? 』
とか、ちょっと思ってました。
若いA君にそんな事言われて、浮かれたオバサンでした。(〃▽〃)
もちろん100%間違えでした。ひれふしてお詫び申し上げます。<m(__)m>
なんなら、A君は怖かったんだろうね。
「オレ、何か変なの見ちゃったよ~」って、感じで。(´-ω-`)

A君に今回の事件をメールしたら、返事がきました。
「また偽物のパコさんを見つけたら
『 偽物だ!』と叫びたい気持ちをこらえて
盗撮もこらえて、メールで報告します!」 (‘◇’)ゞ 

どうやって、偽物か本物か見分けるのかしら…と思いつつ
A君は爽やかでいい子だなぁ と、あらためてオバサンは思ったのでした。

それにしても、何なのでしょうか?
私の生霊??  ・・・文字にすると怖い。((+_+))
何だか、もう一人いるらしいです。