【5】レポートと神様と『 祈りの丘 プロジェクト』

3.魂活(たまかつ)

私は、かつて精神疾患で閉鎖病棟へ入院しました。
きっかけは突発性難聴での入院で、その退院をした日の夜中に
突然『発狂』しました。

突発性難聴での入院中 ※1
上司とのトラブルでの 苦しい気持ちを手放すために
私は自身の気持ちを整理しようと
ノートにあれこれと書き始めました。

はじめは、上司と自分の関係性について書きました。
何故、上司は私にあんなことをするのか? 会社と同僚のこと。
それが終わると、そもそも自分はどういう人間なのか
問題があるとすれば何か、過去を遡って検証していく事にしました。

書くのは、とても楽しかったです。
そして、どんどんと書き進める事が出来る自分にびっくりしました。
書いていくうちに、いろいろな私の体験が有機的に結びついてきました。
今まで気が付かなかった気づきが、いくつも出てきました。

頭の中の考察が次々に新しい発見を生んでいくという、今まで体験した事が無いもので
なんだか急に頭が良くなったかのように感じてました。
 「 凄い凄い。急に頭が良くなった気がする。
  まるで 『ログ・ホライズン』の シロエ
※2
にでもなったかのような気分。
  点滴している薬のおかげだろうな。薬が切れたらどうなるんだろう(笑)」

と、レポートでは書いていました。

レポートのタイトルは
『 気が付くのが遅すぎな私 』 にしようかと思っていました。
昔気づいてなかった事に、今頃気が付いたという事が多かったのです。
正確に言えば「頭が良くなった気がする」では無くて
「頭が悪すぎだったかも」という感じです。
σ( ̄∇ ̄; )

突発性難聴での入院の10日間で書いたレポートは 3冊。
精神科の入院中に書いたのは、5冊におよびました。
躁状態の浮かれた頭が考えていたあれこれは
心の奥底の願望や不安が赤裸々に表れていています。


最近、読んだ本の中で 神様に繋がるワーク として
『 自分の過去をノートに書き出して、整理する。
 過去に放置していた問題に向き合って、その問題を手放す 』

というものがありました。
それを読んで、そうだったのかと腑に落ちました。

気が付いてはいなかったけれど
当時の私は正にこのワークをしていたのです。

その結果、『神様に繋がった』 のです。・・・たぶん
でも、それがあまりに急激で激しいものだったので
私の精神は混乱し、頭脳はキャパを遥かに超えてしまい
他者から見れば 『発狂』 という形になってしまいました。

私はもう一度このワークを、ブログにUPするという形で始めました。

そして、再び『神様に繋がる』 のです。

ゆっくり時間をかけて、自分を見つめ直します。
様々な文献を読んで勉強し、準備万端で備えます。
2度目なら、今度はもう失敗しません。

・・・8年前、退院後に置き去りにしてしまった “私の子供”
妄想で生んだ 『祈りちゃん』 と、もう一度向き合って繋がること。

それが私の 『 祈りの丘 プロジェクト 』 なのです。


『丘』には、「傍ら(≒すぐ隣の場所)」という意味もあります。
『祈りに寄りそって生きる』
『気持ちに寄りそって祈る』
 ということを、大事にしていきたいと考えています。

※1.発狂と突発性難聴で入院の状況は、閉鎖病棟へ入院[1]~[9]の記事です。
※2.NHKで放送していたアニメの主人公。「腹黒メガネ」と言われる策士。
 原作は、橙乃ままれさんによる日本のライトノベルです。